ごあいさつ

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 

 少子高齢化、人口減少を迎えるこれからの日本がどのようになってゆくか、様々な所で議論が行われています。楽観論、悲観論、改革論等、どれが正しいのかは、歴史が証明してゆくことでしょう。


 一方、日本全体のこれからを俯瞰する立場ではなく、それぞれの個人がどのように生きてゆくかという観点から見ると、自ずから各人にとって、とるべき行動がはっきりしてくると思います。時代の流れはますます早くなり、今ある仕事や生活が、10年後にもあるかどうかは、誰にも分かりません。

 

 しかし、今の日本をユーラシア大陸の一部分と捉え、ユーラシアを舞台にビジネスを行ってゆくと考えると、見方が変わってくるのではないでしょうか?

 

 今、アジアを始めとした多くの国で、日本食ブームが起きています。日本の商品に対する信頼度は高く、発展途上国では、日本の中古車が高い人気を誇っています。日本へ入国する為に必要なビザが緩和されつつあり、それに伴い、日本への旅行者が急増しています。日本は、世界の中で、屈指の魅力を持つ地域であり、この財産を次世代につなげてゆくことが、今、必要とされています。

 

 我々ユーラシアビジネス協議会では、この趣旨に賛同いただき、世界を対象に健全で持続的なビジネスを希望する集まりです。

これからも、応援をよろしくお願い申し上げます。

敬具

 

財団法人ユーラシアビジネス協議会

                                        会長 田村 文彦